2017/10/09 15:27


Feedsack(フィードサック)というのは1930年代~1950年代のアメリカで
家畜用の飼料や穀物、小麦粉や砂糖などを入れる布袋として使われていた生地のことです。

元々、それらは木製や金属製の箱に入れられていました。
しかし重くかさばり、また錆びるなどして使い勝手が悪かったようです。

そこで、ミシン発明後の1880年頃布製の袋が使われるようになりました。
当初は生成の無地だったそうですが
1930年頃、時は大恐慌の時代
人々の気持ちを少しでも明るくするため
また、販売促進用にプリント生地の袋で売り出したそうです。

すると、花柄や動物柄、幾何学模様など可愛くてカラフルな柄が大人気に。
柄の善し悪しが商品の売れ行きを左右したといいます。

その頃、パッチワークが再流行していたこともあり
農家の主婦達はフィードサックの縫い合わせを大切にほどき再利用。
小物から洋服まで、家庭内のあらゆるものに生まれ変わったそうです。

しかし、1950年代末頃には
紙やプラスチック製の袋が使われるようになり
布製の袋が使用されなくなったため、
フィードサックはその頃までの時代の生地ということになります。

ざっくり粗い目の素朴な質感や独特なデザインのフィードサックは
当時の倹約家の農家の主婦達が、大切に洗って保管してくれていたからこそ
現代の私たちが楽しむことが出来る、貴重な布なんですね。




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